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2. 手首の脈診で、病気の予兆、前兆を知ることが出来ます。

脈を診ることによって、病気になる前段階で予防したり、治したりすることが可能です。
東洋医学では、「健康」と「未病(みびょう)」と「病気」の三段階に基本的に分けられます。

健康とは、完全な健康、未病とは完全な病気でもなく完全な健康でもない中間にある状態です。つまり、決定的な病名が付けられないが、症状がある段階です。この時点で治してしまうという考えです。

また、病気になりにくい身体にしたり、病気の芽の段階で摘み取ってしまうという考えです。
これを「未病を治す」といいます。


完全な病気になる前に、必ず身体には異常が現れています。この時点で異常を脈でチェックするわけです。
この脈でチェックを入れる方法は、長年の経験と臨床上の勘で病脈を判定します。この病脈にもレベルがあり、軽いレベルから極めて重症な病脈のケースがあります。

たとえば、本人の自覚症状はあまりなく、肩こりや腰痛症状、疲れやすい、食欲不振で来院して、脈を拝見してみると、極めて重症な脈を呈しているので現代医学の検査を受診してみると、悪性のポリープが早期発見出来たケースなどがあります。

本人の自覚症状が現れる前に、手首の脈の拍動に微妙に異常を現します。人間の身体には、微妙な異常のサインを出すメカニズムがあります。

また、病院の検査では全く異常はない。しかし、本人の「自覚症状」がなかなか取れないケースがあります。

その時、脈診で「病脈(びょうみゃく)」を判定して、鍼術で平常で理想的な良い脈に改善します。

すると、患者さんの「自覚症状」が楽になるケースを多く経験します。


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