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4. 東洋医学の独自の五臓六腑(各内臓の気)のバランスを脈診で診ることが出来ます。

たとえば、肺臓(はいき)が衰えて、大腸の気が異常に亢進していないかなどのバランスを診ます。
このバランスが崩れると、風邪を引きやすくなり、肩こり症状が強くなり、背中が痛み、疲れが抜けなく、元気が出ない身体になってしまいます。

また、例えば足先や腰が冷える、足がむくむなどの下半身の症状と、頭がのぼせる、顔がほてる、肩こり、頭痛、めまいなどの上半身の症状が現れるケースがあります。

これは、下半身と上半身の気血の血流が悪いこと、アンバランスが考えられます。

脈診流・鍼専門では、上半身の肺(はい)、心(しん)と、下半身の肝(かん)、腎(じん)の気血の流れ、働きを高める治療を行い改善します。

最近のケースで、疲れやすい体質、疲れが取れないと訴えるケースが多く見られます。
そのケースの人の手首の脈を診ますと、力の弱い脈に触れます。五臓の腎と肺と脾の脈が弱っています。この弱い脈を元気な力強い脈に改善して、、内臓の働きを高めますと疲れにくい体質に改善するわけです。

この五臓六腑を診る脈の見方は、左右の手首の拍動部に、指三本を横に並べて診ます。
専門的には示指を「寸(すん)」、中指を「関(かん)」、薬指を「尺(しゃく)」と呼びます。左右6本の指で五臓六腑の衰えや亢進を診ます。また、五臓六腑の各バランスも診ます。


この五臓六腑、左右の手首の六本の脈所がバランスよくしなやかで力強い脈の人は、生命力、回復力の強い身体です。
病気や痛み、諸症状を治す力、治癒力が身体に旺盛に積極的にある状態を脈に現しています。また、内臓の働きが活発であることを示します。
さらに、老化しにくい身体の人は、この脈が元気で理想的な健康脈であるということです。




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