鍼灸(しんきゅう)治療とは


鍼灸(しんきゅう)治療とはどんなものか、についてお話いたします。
鍼灸治療は、ツボを鍼(はり)や灸で刺激し、病気を直したり予防したりします。
中国では、二千年前に理論体系が確立され、経験医術として今日に至っています。日本には、六世紀ごろ輸入されました。江戸時代は最も盛んで、痛みを感じないように管を使って、鍼を刺す鍼管法など独自の鍼灸が発展し、大衆の健康法として日常生活に定着しました。

また、この鍼管法を考案した杉山和一は、江戸時代、5代将軍徳川綱吉の病気を鍼灸治療で治した人物です。
将軍、徳川綱吉の病気を治して信任を得て、関東総検校(けんぎょう)の位につきました。

この時代は、漢方医学、鍼医、漢方医の実力のある医師が抜擢されて将軍の治療にあたっていました。
様々な症状や病気を鍼(はり)、灸(きゅう)、漢方薬で治した時代です。

お脈を拝見して脈診で診療したり、お腹を腹診で診断したり、背中を背診で診断します。
また、肌の色、艶の状態、舌の色、声の調子なども診断の基準になります。

これらの総合的な診方から、その人の「証」(あかし)を捉え、身体の回復力、生命力を高める治療を行います。

鍼(はり)治療はどうして効くのでしょうか。そのメカニズムについてお話いたします。
鍼の主な効果には鎮痛(痛み)、自律神経系の調節、血流改善、免疫力の強化などがあげられます。

鍼や灸(きゅう)で経穴(ツボ)を刺激すると脳に刺激が伝わります。
ツボを鍼で刺激すると鎮痛作用が体内で作られ痛みを取り除きます。
自律神経の場合は、中枢で受けた情報が交感神経などに伝わり内臓の機能を調整する作用があります。交感神経の亢進や副交感神経のアンバランスに調和作用があります。
末梢(まっしょう)の血流をよくする働きがあります。
末梢循環が悪くなると、乳酸などの不要物質がたまり、こりや痛みが生じて交感神経が緊張します。
鍼はこの緊張をゆるめ血行をよくすると考えられます。
昔から鍼や灸をすると病気にならないと言われています。
これは免疫力が高まるためで、現代医学でも研究され、そのメカニズムが解明されつつあります。


米国立衛生研究所(NIH)は、全米の医療研究を主導し米国だけでなく、世界に普及する先端医療の開発拠点になっている。
その米国立衛生研究所(NIH)は、鍼(はり)が痛みやガンの化学療法後が吐き気などの治療に効果があると専門委員会が結論付けたと発表。

世界的に権威ある医療機関が鍼(はり)治療に”お墨付き”を与えた。
米国では既に900万〜1,200万人が鍼治療を受けている。(1999年2月)


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