当總健鍼灸治療センターに於ける角貝釀計の脈診・鍼治療の臨床の流れをご紹介します。


鍼治療前にチェック
脈診流チェック
脈で体質を診る
脈診で鍼治療の方針
肩の鍼術
背中の鍼術


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鍼治療前にチェック
Pre-acupuncture Check
脈診流チェック
Pulse check
脈診で体質を診る
Pulse check Body Constitution
     
加速度脈波計(APG-200)で末梢循環のレベルをチェックします。

レベルA〜レベルGまでの評価。

鍼治療前と後に血流改善効果の判定をします。脈診流・鍼治療 の治療効果を客観的に判定します。

当院では、鍼治療の前に身体の血流状態や内臓の弱り、痛みや症状の原因を正確に判定してそれを改善します。

治療効果を考えるときに、前回の治療と今回の治療効果を正確に比較しながら確実に段階を経て改善を行うことです。

それによって、例えば、慢性的な肩こり、腰痛、首の痛み、背中の痛み、全身倦怠感、疲れやすい体質から解放されるわけです。
この段階を経て確実に改善する手法は治療技術なんです。

身体の血流や回復力には最もベストな状態、理想的なレベルがあります。このベストな状態は、脈診で明確に判定することが可能です。また、脈診にはその基準があります。

病気を治したり予防したりということは、身体の持っている力を最大限に引き出してあげる方法を目指します。そのために、脈診や不思議な力のある鍼術で積極的に行います。
脈診で内臓の弱りや経絡のバランスを診ます。

脈で痛みの原因、自律神経のアンバランス、慢性過労の程度、ストレスの程度、体調不良など診断が可能です。

角貝は1979年より、脈診の技術を磨くことに最も心を砕いている。

脈を取る。脈診の診察の中で優れている点に、現代医学的な検査では決定的な病名が付けられない症状の時に、脈に異常が現れているケースを臨床では多く経験します。

脈には、健康な脈(回復力の強い脈)と病脈があります。自覚症状を感じる前に身体の異常が脈に異常として、病脈で現れます。
検査の数値に異常が出なくても、脈には異常の病脈として現れるケースが多くあります。

そこで、この脈を元気な力強い、理想的な健康の脈に鍼術で改善します。
これによって、痛みや様々な症状が改善し、回復力の強い身体になります。治療においては、脈を診る診断能力と鍼を打つ技術力が要求されます。

当院の鍼術の技術の中に、痛みを取り去る手法、痛みが再発しにくい体質に改善する手法、疲れにくい体質に改善する手法、老化しにくい体質に改善する手法など、その人の身体が治療目標と角貝釀計は考えます。
脈でその人の体質を診ることが出来ます。

たとえば、刺激に敏感な体質、胃腸が弱い体質、肩こり体質、疲れやすい体質、冷え性の体質など、脈診流で体質や体調不良を判定します。

また、低血圧症、貧血によるめまい、動悸、心臓不整脈、高血圧症、動脈硬化症などの判定も正確に可能です。

さらに、自律神経のアンバランスが原因しての痛みや症状、慢性的な下痢体質、疲労感や疲れが取れない症状を脈診で正確に判定します。そして、その病脈を改善します。

たとえば、疲れやすい体質の人は、脈を診ますと直ちに判定ができます。
それは、脈の拍動に力がなく弱い脈です。さらに拡張した病脈になっています。

また、手足の冷えや疲れやすい人、食欲がない人の脈は、脈がきちんと取りにくくなってしまいます。

脈診・鍼治療によって、回復力の強い脈、拍動がふつふつと力強いバランスの良い脈に改善します。

お肌の老化や筋肉の老化、腸の働きの老化や血管の老化は、血流と深く関係します。角貝は、手首の脈診で老化を判定します。手首の脈を元気な若々しい脈に改善しますと、老化しにくい体質となります。


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脈診鍼治療の方針
Pulse Check for Acupuncture Treatment
肩の鍼術
Shoulder Acupuncture Treatment
背中の鍼術
Back Acupuncture Treatment
     
東洋医学では、脈診によって”証(しょう)”を決めます。
この”証”によって、治療方針が決定します。

たとえば、呼吸器系が弱い脈で、肩こり、肩の痛み、背中の痛みのケースは”肺経絡”を治療します。

また、腎の脈が弱い脈でお尿水が出にくい、足がむくみやすい、冷え症で疲れやすい体質のケースは”腎経絡”を治療します。

さらに、肝の脈が弱く、細く、緊張した脈で、頭痛、不眠、首の痛み、めまい、長く集中できないケースは”肝経絡”に鍼治療を行い改善します。

最後に、脾の脈が弱く、力なく、緊張した脈で、食事が進まず、胃が痛み、お腹の中央を押すと硬く緊張して痛み、全身倦怠、眠りが浅くすぐ目が覚めてしまうケースは、脾経絡の鍼治療を行い改善します。

最近の臨床で、午後になると頭痛がつらい、朝起きるのがつらく頭が重い、肩から腕の痛み、だるさを訴えるケースです。

この時、手首の脈を取って脈診を行いますと、脈の打つ力、拍動は弱く力のない虚脈(きょみゃく)です。つまり血管内の血流が生体の理想的な圧力、血流より低下している状態を意味します。

これは頭や脳、上半身に充分に血液が供給されていない循環を意味します。この血流の低下を力強い理想的な血流に鍼治療で改善しますと、このようなケースに極めて効果があります。

鍼灸医学では二千年前から健康になるための理想的な血流の状態を明確に確立しています。

肩の真上のこり、肩甲骨内側の痛み、背中の痛みを”円鍼”の手法で改善します。

肩から背中の気を流して、こりや痛みを改善する手法。

強い肩こり、強い肩こり体質を改善する手法です。

この手法は、角貝釀計のオリジナル手法です。

筋肉の深い所の痛みや鈍い痛みがなかなか取れないケースに、積極的に用いる鍼術です。

最近の臨床での肩こりは、肩の表面が強い肩こりと、肩の表面の筋肉は一見柔らかくて肩の深い所が強い肩こりのケースの2タイプに大きく分かれます。

後者のタイプは、首の痛み、背中の痛み、めまい、不眠、呼吸が浅くなるタイプの肩こりのケースとなります。

また肩こり、首のこり,背中のこりが原因で頭痛、不眠のケース、気持ちの落ち込み、顔面の湿疹の症状がつらいと訴えるケースも多く見られます。

この様な症状に対して当院の鍼治療の手法は、肩の真上の肩こり、肩の前側の肩こり、首のこり、背中のこりを確実に柔らかい筋肉に改善します。さらに皮膚の表面の1ミリ〜2ミリの毛細血流を活発にバックアップする当院独自の鍼治療を行います。

現代はストレスや過労、過度の自律神経の緊張により末梢循環が低下しやい時代です。筋肉のこりを取り去り、末梢循環を高めることが重要なポイントです。

背中全体の血流を改善します。

背中の”気”の流れが滞ったり、血流が低下すると、ストレス性胃痛、食欲不振、体調不良などの原因になります。

脈診流・鍼術は、背中の”気”の流れを大切に考えます。

この手法で背中の毛細血管、新陳代謝を高めます。体脂肪の減少、隠れ脂肪を改善するケースに積極的に用いる術です。

また、背中の異常なこりと胃痛や胃のむかつき、食欲不振などの症状との関連性がないと思われる方が多くいらっしゃいます。

実は、背中の異常なこりを完全に取り去って、背中の血流をよくすると、胃の症状が楽になり、身体が軽く元気になります。内臓の弱りが背中のツボに現れるわけです。

肩こり、肩の痛み、背中の痛みの治療で大切なポイントは、肩の硬くなった筋肉や背中の硬い筋肉を柔らかくクッションのあるしなやかな筋肉に鍼治療で改善することです。

この理想的な筋肉、柔らかくしなやかな筋肉に改善しますと、ハードな仕事、プレッシャーの多い仕事を長く行っても、肩こり、肩の痛み、背中の痛みが発生しにくい身体になります。

ということはつまり、筋肉の内側の血流と皮膚の毛細血流が理想的な良い血流に改善するので効果が期待出来るわけです。
また、この理想的なしなやかな身体に改善しますと、若々しくパワフルな美しいラインの身体になります。



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