ツボと鍼治療の解説
首・肩・背中のツボの解説と鍼治療の解説
腰のツボの解説と鍼治療の解説

▼鍼治療
F〜I
神経性胃炎のケースの鍼治療
F〜I
ストレス性胃痛のケースの鍼治療
G〜J
胃のむかつきのケースの鍼治療
I〜J
消化不良のケースの鍼治療
J〜L
急性胃炎のケースの鍼治療
J〜M
過敏性大腸症候群のケースの鍼治療
角貝釀計  


首・肩・背中・腰の代表的なツボの解説と鍼術の解説を詳しくします。

このツボは【風池】(ふうち)と言います。



位置は、後頭部の真ん中にある2本の太く堅い筋肉が頭につながるところから、指1本分外側、後頭部の下ぎわのくぼみ。

強く押すと、首から頭の芯に響くツボです。



風池は、風の池と書きます。東洋医学では、風邪(ふうじゃ)が病気の原因と考えます。
この風邪が”集まる”ところが風池のツボです。

たとえば、風邪(かぜ・感冒)のときは、首の後ろにある【風池】のツボが硬く凝って、パンパンに緊張します。
この反応は風池のツボに風邪が侵入した証拠です。




効能と症状について

この【風池】のツボが硬く凝り、コリコリと緊張した状態(実<じつ>の所見)になると、頭痛、めまい、眼精疲労、耳鳴りなどの症状が現れます。

この風池の凝り、詰まり、緊張を取り去って、血流をよくすると、鍼治療の効果があるツボです。

また、風邪のひきはじめに、このツボに5ミリ前後の浅い鍼を打って、凝りを取り去ると、肩こり、首の凝り、鼻づまりによく効いて風邪を治すことができます。


顔面麻痺(ベル麻痺)に、この風池のツボは大変有効です。

【臨床の目】

顔面麻痺(ベル麻痺)になる前に、首の後ろがパンパンに凝り、硬く詰まり、その後、突然朝、目は閉じることが不十分で、強く閉眼すると眼球は上方で回転する。

口唇間は開き口角が下がった状態で、口笛を吹くことができない状態。
その時に、顔面の局所の治療と同時に首の後ろの風池のツボに鍼を打って完治したケースがあります。


また、数年来の頭重感、不眠、頭がスッキリしないでお悩みのケースに、この風池のツボに、0.18ミリの鍼を8ミリ入れ、そこで鍼を止め、3ミリの幅で針先を前後に動かして、血流をよくする手法で頭重感が見事に改善したケースがあります。
目的は首の筋肉の凝りを取り除くことです。鍼治療の手法に首のこりを取り去る技術があります。

疲労やストレスなどで誘発されやすい、偏頭痛型血管性頭痛、風池のツボを用いて著効をあげたケースがあります。極めて有効で効果的な鍼治療の手法があります。

このツボは【天柱】(てんちゅう)と言います。



位置は、後頭部の真ん中にある2本の太く堅い筋肉が頭につながるところの左右すぐ外側。


天柱は、天の柱(はしら)と書きます。
東洋医学では、天は肩から頭を意味します。従って天柱は、頭や肩を支える柱というツボの意味があります。



効能と症状について

この【天柱】のツボが硬く凝り、異常に緊張してパンパンにつまった状態になると、頭重感、首の後ろが凝る、イライラ、血圧異常、不眠、肩こり、眼精疲労、めまいなどの症状が現れます。

この天柱の凝り、異常緊張を取り去って、血流をよくしてあげると、先に述べた症状に効果的です。

また、緊張型頭重症、突然、首が痛くて廻らない症状に鍼治療の効果があるツボです。


【臨床の目】

天柱のツボの下側に”椎骨動脈”が走っています。この椎骨動脈は、脳に血液を供給している血管です。
この血管が圧迫されて血流量が減少すると『虚血性脳疾患』の引き金になるケースがあります。

天柱のツボや筋肉の硬結、圧迫を取り去ってあげると、脳への血流量がスムーズになると考えられます。

天柱のツボは、頭や肩を支える働きと、脳に血液をスムーズに供給する大切なポイントでもあります。

脳の老化予防法の大切な鍼治療の治療点でもあります。


このツボは【肩井】(けんせい)と言います。



位置は、肩の先端と首を前に曲げた時に出っ張る骨を結んだ線の中央にあります。


この肩井のツボは多くの人がパンパンに凝り、緊張感を感じやすい場所です。

精神的ストレスや内臓の弱り、特に、消化器系や婦人科系のホルモンアンバランスなどのある人に多く、この肩のツボに反応として現れます。

また、自律神経の亢進と深く関係しております。
自律神経の交感神経が亢進すると、肩の肩井のツボが凝ります。




効能と症状について

この【肩井】のツボが硬く凝り、詰まり、緊張すると腕がしびれ、うなじから肩甲骨部にかけての痛み、肩こり、頭痛の原因になります。

上記の症状や胃腸の弱り、更年期障害、子宮婦人科疾患、生理不順などに、肩のツボが関係しております。


【臨床の目】

肩こりは、単なる肩こりと内臓やホルモン分泌の異常が反射として、肩の肩井に異常を現している場合があります。
従って、肩こりを改善することは、婦人科疾患の予防法になります。

手や腕のしびれは首の骨や神経に異常がある場合と、肩などの筋肉が凝っている場合があります。

頸肩腕(けいけいわん)症候群などの時に肩井のツボを鍼治療で使います。
また、肩関節周囲炎(いわゆる五十肩)にもこのツボは良く効きます。


最初の治療で5ミリ打って、次回に7ミリ打って、さらに9ミリ、最終的に1センチ打って、段階を経て血流を改善すると、炎症が出にくくなり、完治する方法です。鍼治療の効果的な手法です。
 
▼鍼治療
@〜B
頭痛・頭重の痛みの鍼治療
@〜C
首の痛みの鍼治療
B〜D
肩の痛みの鍼治療
C〜F
肩甲骨の内側の痛みの鍼治療
B〜E
肩からの腕の痛みの鍼治療
C〜H
背中の痛みの鍼治療
角貝釀計  

このツボは【大杼】(だいじょ)と言います。



位置は、背骨で首の付け根の1番出っ張った骨から数えて1番目の突起を越えた場所で、左右の指幅2本分のところにあるツボです。別名を百労(ひゃくろう)と言います。


この背中の大杼は、別名の示すように、頭、脳、首、肩、神経などの上半身の疲労、ストレスなどが現れるツボです。

パソコンの画面を前傾姿勢で長時間見ていると、背中のツボが硬く凝り、緊張して血行不良になり肩こりが生じます。
このツボは寝違いで首が廻らない症状の特効穴で鍼治療で効果があります。




効能と症状について

この【大杼】のツボが硬く凝り、緊張したり、時に、異常緊張の後に、緊張から反応が弛緩になり、筋肉が弾力を保つことができず、ダブダブ状態になり、炎症が発生して、背中に激痛が突然朝方から発生するケース、突然首が廻らなくなった、激痛で首が動かないケースは、このツボに鍼術を行うと良く効きます。

また、腕から肘にかけての痛みに有効な鍼治療のツボです。


【臨床の目】

この皮膚、組織、筋肉がダブダブと弛緩して弱った状態を、漢方医学では(きょ)の状態と言います。

この弛緩した組織を改善する方法は血流をよくすることです。


【鍼治療のポイント】

この血流の改善は、皮膚より下5ミリの血流をよくする方法。第二段階は、7ミリの深さの組織を改善します。
さらに第三段階は、1センチの深さの筋肉組織の血流を改善する鍼治療の技術があります。

この様に段階を経て血流改善を行えば、完治して再発しない身体になります。


このツボは【風門】(ふうもん)と言います。



位置は、背骨で首の付け根の1番出っ張った骨から数えて2番目の突起を越えた場所で、左右の指幅2本分のところにあるツボです。


このツボの名前は、風邪の入口であるという意味での風門であります。
背中のうなじから首の付け根の血流が悪くなり、皮膚の毛穴の開閉のコントロールが悪くなると、風邪(冷え)が入り、背筋、首筋がゾクゾクする。このときは、寒邪と風邪が侵入し始めた時です。

この時点で、この風門に鍼を5ミリ程度打つ鍼治療や知熱灸を10個行えば、風邪を治すことができます。

または、この風門の血流を良くする目的で、皮膚を赤くなるまで摩擦すると風邪を予防することができます。


古人は背中を「タオルで乾布摩擦」して、皮膚を強化して血流を良くし、風邪を予防していた理由はここにあります。



効能と症状について

この【風門】のツボが硬く凝り、緊張してパンパンに張る状態を漢方の専門用語では、(じつ)と言います。
組織やツボに弾力性がなく弛緩して、ダブダブした状態の皮膚や肌肉(きにく)になる状態を言います。

この風門のツボは、虚の状態と実の状態を微妙に現します。

たとえば、風邪の初期は”実”でパンパンに張り、凝ります。風邪は侵入して悪化すると”虚”になり、背中の皮膚はダブダブと弛緩して衰えてしまいます。

この虚と実では鍼治療では治療法が全く違います。

首から背中に激痛が走る、花粉症、アトピー湿疹、肩こり、喘息に鍼治療は効果があります。
その人の身体の状態にあった治療を行うことが脈診・鍼専門の目的です。


このツボは【肺兪】(はいゆ)と言います。



位置は、背骨で首の付け根の1番出っ張った骨から数えて3番目の突起を越えた場所で、左右の指幅2本分のところにあるツボです。



肩甲骨の内側で、自分の手ではツボに触れづらいツボです。
しかし治療家は、中の太い筋(すじ)様の物に触れることができます。

柔道家はこのツボを対象に、活気(かっき)を入れ、絞術で意識を失った人の意識を回復させる方法として使います。
つまり、呼吸や意識を深く関係するツボでもあります。

肺兪の兪は、『肺を治する所』の意味です。



効能と症状について

この【肺兪】のツボが硬く凝ったり(実)、弛緩して弾力性のない(虚)状態になると、肩こり、鼻、のど、気管、肺、胸膜等の呼吸器系統から皮膚病に至るまでの疾患が現れます。

肺兪は、上記の症状に鍼治療で効果的なツボです。

また、肺兪の外側、指2本分の所より、指1本分下に下がった所の肩甲骨の内側に【膏肓】(こうこう)という有名なツボがあります。

この膏肓のツボと肺兪のツボは、鍼治療で組み合わせると大変効き目が増すツボです。

例えば、五十肩で腕を真上に上げると激痛が走るケース。
神経的疲労で気力が出なく、食欲不振、だるさ、不眠症、夜に寝汗をよくかく症状に、鍼治療で血流を改善しますと効果があります。


【臨床の目】

この肺兪、膏肓のツボは臨床上、活用のしかたで大変有効な名穴です。
このツボの活用が鍼灸術の秘法となります。また、鍼治療の効果に重要なツボです。

しかし、この肩甲骨内側の部位は、大変敏感な場所です。
刺激が強すぎたり、鍼を打つ深さに注意が必要です。

また、刺入の角度が技術上の大切なポイントです。鍼治療家の技量が要求されるツボです。
この技術上のポイントに充分注意して技術を磨き上げると、素晴らしく鍼効果をあるツボです。


肺兪のツボは、気の流れが皮膚の表面に流れております。
従って、浅い鍼で、皮膚の表面の血流を良くすると効果が上がるツボです。

肺兪のツボは5ミリ前後の深さで充分鍼効果があるツボです。


このツボは【心兪】(しんゆ)と言います。



位置は、背骨で首の付け根の1番出っ張った骨から数えて5番目の突起を越えた場所で、左右の指幅2本分のところにあるツボです。



心兪は東洋医学では、現代医学に於ける心臓の臓器ではなく、精神、心の作用を司(つかさど)ります。
気血(きけつ)を意味して、東洋医学では血虚(けっきょ)と言います。

例えば、ストレスによる緊張が原因して、呼吸が浅くなり、ドキドキして気持ちが落ち着かないケース。
背中の肩甲骨が凝って、イライラする、集中することができないケース。
運動を行っていないのに、心拍数が90〜110あり、眠りが浅く、疲れが取れないケース。

当院の脈診・鍼専門ではこの様なケースに効果を上げます。
心兪の兪は、『心を治する所』の意味です。
▼鍼治療
E〜M
自律神経の失調のケースの鍼治療
@〜K
不眠症のケースの鍼治療
D〜H
動悸・不整脈のケースの鍼治療
E〜H
肩甲骨内側の鈍痛の鍼治療
E〜J
背中が凝ってつらいケースの鍼治療
@〜K
ストレスによる気持ちの落ち込みの鍼治療
角貝釀計  


効能と症状について

この【心兪】のツボが硬く凝ったり、時に弛緩して力がなくダブダブして虚の状態になると、呼吸は浅く息が切れて、急いで歩くと動悸、軽いめまいがする、夜は眠りが浅く、朝方体が重い。

軽い狭心症などに効果的なツボです。

最近のケースで動悸、不整脈、首から背中の強いこりのケースに、背中のこりを取り去る鍼治療の手法で改善した結果、素晴らしい効果がありました。

【臨床の目】

この心兪のツボは、鍼術では、鍼を皮膚に当てる接触する程度の接触鍼の術や皮膚を摩擦する程度の円鍼の術が最適です。

または、5ミリ前後の深さの鍼術で充分効果があります。

または、知熱灸で温かくなったら取ってしまう方法でも効果があるツボです。
血の不足を補ってあげることが目的です。

現在は、過度の緊張、ストレスによる気労が長期間続き、その気虚(気力の消耗)から血虚(血の不足)になり、自律神経の疾患症状が発生します。 このケースに当院独自の手法の鍼術で効果を上げます。


このツボは【膈兪】(かくゆ)と言います。



位置は、左右の肩甲骨の下端を結んだ線上で、背骨で首の付け根の1番出っ張った骨から数えて7番目を越えた場所で、左右の親指2本分のところにあるツボです。



この膈とは、横膈膜のことであって、胸部と腹部を隔てる膜です。

漢方医学では『膈の症』とは、飲食物がうまく通じないでつかえる、吐くなどの症状を言います。

膈兪は、つかえる、吐くを『治する所』の意味です。



効能と症状について

この【膈兪】のツボが硬く凝り、異常に緊張してコリコリ筋張った状態になりますと、飲食物が下に通じにくく、つかえる感じの症状になります。
慢性胃炎や、日中にゲップがよく出る症状になります。

また、背中全体がパンパンに張った筋肉になり、背中全体に鈍痛が発生します。


オフィスで長時間座っていると背中全体が緊張して、重く痛みが出る症状の時は、背中の中央にあるこのツボがつまっている状態です。
また、神経性胃痛などにも効果的です。

背中の凝りが強く、寝付きが悪い症状や、胃の調子が悪く、背中が痛く、凝る症状の人は、この膈兪のツボの凝りを取り除き、血流を良くしてあげる鍼治療の手法で楽になります。

また、自律神経疾患にも鍼治療は効果があるツボです。


【臨床の目】

このツボに鍼術を行う方法は、皮膚の表面に軽く刺激を加え血流を良くする接触鍼の術や0.18ミリの太さの鍼を5ミリ〜8ミリ打って、緊張や凝りを取り去る方法で、効果があるツボです。

円鍼の技術とは


また、円鍼(えんしん)という、皮膚に当てるだけの円い金の棒状の鍼で、皮膚面にマッサージ的な刺激を与え、血流を良くする円鍼の術で背中全体の血流を良くすると大変効果的です。

この時の効果の基準は、背中の肌の色がピンク色、もも色になる程度まで、毛細血流を良くすることが治療の目標となります。

円鍼の術は、大変気持ちが良く、身体がポカポカして、全身の血流が良くなり、肌がすべすべする術です。

これは漢方では、陽気(ようき)の流れが良くなるからです。
現代医学では末梢循環になります。


手足の冷え性、胃腸の弱い人、低血圧の人は【陽気不足】で、末梢循環が低下しやすい体質です。
   

總健鍼灸治療センターでは、この円鍼の手法を独自に研究して、治療に於いては最も大切にして行う手法です。

現代は、自律神経の失調からの疾患や、ストレスによる血流障害、体力の消耗による身体の過敏体質、免疫力の低下による疾患などが多く見られます。

漢方での虚証(きょしょう)体質です。手足は冷え性で疲れやすく、胃腸が弱く、低血圧症です。脈診では、細く弱い脈となります。
この虚証の体質に、円鍼による鍼治療は最適となります。

この24金の円鍼を@ A B(図2)と、背柱の両側から外側に向かって施術を行います。

この手法を方から肩甲骨の内側、背中から腰まで、背中全体の皮膚の血流をよくします。
この皮膚の表面の血流を良好に改善しますと、自律神経や筋肉のこり、痛みなどに効果があります。

また、脈診・鍼専門では、背中全体に「経絡(けいらく)」、気血の流れがあり、背中全体の気血の流れが良好になりますと、内臓や手足の流れも良くなります。

また、この円鍼の手法は、基礎代謝、新陳代謝、脂肪代謝を高める働きが期待出来ます。

このツボは【肝兪】(かんゆ)と言います。



位置は、背骨で首の付け根の1番出っ張った骨から数えて9番目の突起を越えた場所で、左右の指幅2本分のところにあるツボです。



この背中の中央にある肝兪のツボは、ツボ名が示すように、肝に効果のあるツボです。
東洋医学での肝(かん)とは、肝臓の臓器を示すのではなく、肝の働き、精神作用があります。

肝の働きが衰えると、筋肉に異常が現れ、筋肉の凝りや痛みに関係した症状が現れます。

また、肝は眼の病、特に視力減退に効果があります。

さらに精神作用では、肝が弱ると気力が衰え、感情が高ぶり、ヒステリックになったり、ストレスを感じやすくなります。
この肝兪は不眠症の名穴でもあります。
不眠症の患者さんに、このツボに浅く鍼を20分ぐらい置鍼(鍼を打ったままで置いておく手法)しておくと、すやすやと眠りにつくことがあります。

当院の脈診・鍼治療の効果で、優れた効果を上げるケースに、鍼治療を行った後に身体がポカポカを温かくなり、身体がリラックス出来て集中力が増して元気が出る効果があります。さらに熟睡出来る効果です。



効能と症状について

この【肝兪】のツボが硬く凝り、異常に緊張すると、不眠症、精神性胃痛、胃弱、消化不良、肝臓機能の低下などの原因になります。

特に胆石仙痛、胃痙攣などの場合には、背中までとおる痛みがこの肝兪のツボ付近まで走ります。

特に肝臓や胆のうの働きが弱ってくると、この背中の中央に異常な凝りや筋肉の緊張感が発生します。


この現象は、内臓体壁反射の学説からいっても肯定されます。

従って、背中の中央が異常に凝って、つまり感、鈍痛感、圧迫感が常にある人は、充分注意してこの背中の凝りを取り去り、血流を良くする事が大切です。

背中の手入れ、血流を良くすることが、内臓の働きを良くする養生になります。

お酒による肝臓機能の低下を予防する方法は、背中の血流を常に良くすることがポイントです。
鍼治療は、肝臓の働きを高めるのに有効です。

 
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急性胃炎の鍼治療
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過敏性大腸症候群の鍼治療
角貝釀計  

このツボは【脾兪】(ひゆ)と言います。



位置は、背骨で首の付け根の1番出っ張った骨から数えて11番目の突起を越えた場所で、左右の指幅2本分のところにあるツボです。



この背中にある脾兪のツボは、胸椎の11番目の突起を越えた脾兪と胸椎の12番目の突起を越えた【胃兪】のツボがあり、消化器疾患一般に効くツボです。
[脾兪][胃兪]の兪とは、『治する所』の意味です。



効能と症状について

この【脾兪】のツボが硬く凝り、異常に緊張した状態(実の所見)や、その反対に、背中の筋肉や組織、血流が衰えて弾力性がなく、タブタブと弛緩して冷えた状態(虚の所見)になると、ツボの反応になって現れます。

【臨床の目】

この虚の所見と実の所見では、鍼灸術では手法を変えて治療を行います。

例えば、実の所見のツボに対しては、鍼の太さは太めの0.19ミリ以上の鍼で、深めに打ちます。
その反対に、虚の所見のツボには、鍼の太さは0.18ミリ以下の鍼で、浅く打つことが基本になります。

この刺激の微妙なコントロールは、生体に必要な刺激、生体に必要な血流量のコントロールで、基準は身体を基準に考えてあげること、ツボの力を引き出すポイントとなります。

この技術的な問題とツボの働きが一致すると、例えば、脾兪、胃兪では、急性胃炎、消化不良、過敏性大腸症候群などの消化器系に鍼治療は効果があります


このツボは【三焦兪】(さんしょうゆ)と言います。



位置は、腰の第一腰椎の棘突起(とげとっき)の下で、左右の指幅2本分のところにあるツボ。
ウエストの一番細いライン上に第二腰椎の突起があります。その突起から1椎上の左右の指幅2本分のところになります。


この腰にある三焦兪のツボは、東洋医学独自の考え方である。上焦、中焦、下焦の天人地3部の分け方からきています。

上焦は上半身をコントロールする働きです。頭、呼吸器系です。
中焦は、消化器系です。
下焦は、下半身、腰、泌尿器です。

この腰にある三焦兪は、腰から下半身に効果があるツボになります。




効能と症状について

この【三焦兪】のツボが硬く凝り、緊張した状態(実の所見)や、その反対に、背中の筋肉や組織、血流が衰えて弾力性がなく、タブタブと弛緩して冷えた状態(虚の所見)になると、ツボの反応になって現れます。


【臨床の目】

この様にの反応、の反応によって鍼灸術の手法を変えます。それによって、生体に刺激量、浅いところの刺激、深いところの刺激、弱い刺激、強い刺激等々によって、衰えていた機能、再生能力、血流量が改善し、活発に生体が代謝、活動を始めます。

この三焦兪のツボの働きを鍼治療で血流を高めますと、腰の冷え、腰の重く痛い感じが改善します。

慢性的な腰痛症、筋々膜性腰痛の特効ツボです。


また、度々ギックリ腰を起こす腰になってしまった。疲れが重なると腰痛の症状が出てくる。冷え性で寝つきが悪く、疲れが取れない症状に、この三焦兪は良く効くツボです。


高血圧症や低血圧による循環障害と東洋医学の三焦は関係しております。


慢性過労で疲労が取れない、小腸の老化、血管の老化、脳の老化と三焦は関係があります。
三焦の働きを活発にすることが、予防の養生法になります。また、鍼治療では効果的です。


体力消耗して微熱が下がらない身体、身体の芯に熱がこもり、関節痛が取れない・・・この様な症状にも効くツボです。当院では、この様なケースに積極的に鍼治療で効果を上げます。

この三焦兪は、浅い鍼と知熱灸が効果的です。
また、接触鍼や円鍼で皮膚表面の血流を良くする手法も効果的です。


人間の身体は、首や肩、背中や腰、足やお腹の血流を活発にして、新陳代謝を高める鍼治療を行うと、若々しい老化しにくい体質、病気になりにくい身体に改善する効果があります。
健康で元気な若々しい身体は全身の血液の血流が良い状態であることが重要です。

 
当總健鍼灸治療センターに於ける角貝釀計の

脈診・鍼治療の臨床の流れをご紹介しています。

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