自分で手軽に出来るツボをお教えします。
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頭痛・不眠・頭重の症状のあなたへ(角貝流)
 ▼頭痛・不眠・頭重感・リラックスに効くツボ

ストレスや過労、筋肉の凝りが原因して、自律神経の交感神経と副交感神経のバランスが乱れて頭痛、不眠、頭重感に悩む人が増えている。
夜は交感神経の緊張は緩み、筋肉や血管の緊張が取れて全身がリラックス状態になります。 しかし、首の後側の後頭部の筋肉が凝っていたり、手のひらの血流が悪く、冷えていたりすると、自律神経は興奮の継続したままで就寝に入ってしまい、睡眠障害を起こすケースがある。

そこで、なかなか寝付けない、眠りが浅い、朝目覚めが悪く頭がスッキリしない症状や午前中は頭重感が強く、集中力に欠けるなどに効果的なツボを自分で出来る方法をご紹介致します。

▼ツボ名と部位
[1] 後頭部の真ん中にある2本の太く堅い筋肉が頭につながるところの左右すぐ外側に【天柱】(てんちゅう)と言うツボがあります。(図1)

[2] さらに、【天柱】のツボから、指1本分外側に【風池】(ふうち)というツボがあります。(図1)

この天柱、風池のツボは、頭や首を支える働きがあります。
そしてこのツボの下側に、「椎骨動脈」(ついこつどうみゃく)が走っており頭、脳に血液や酸素を供給しています。
しかし、このツボの血流が悪くなりますと、後頭部の筋肉は緊張して、硬く凝り、椎骨動脈の血管を圧追して、脳への血流不足や酸素の不足、自律神経の緊張が取れない状態になります。

従って、この後頭部の天柱、風池のツボの血流をよくしてあげると、不眠、頭重感、寝つきがよくなり、目覚めが良好になり、頭痛、めまい、耳鳴などの症状に効果があるツボです。

[3] 次に、頭のてっぺん、左右の両耳からまっすぐ上がる線と眉間を後ろに上がる交差点に【百会】(ひゃくえ)というツボがあります。(図2)

この頭のてっぺんのツボは、自律神経の緊張による、のぼせ、イライラ、ほてり、頭痛、頭重、不眠、視力低下、精神のリラックス効果があります。
[4] 最後に、手のひらの中央にある【労宮】(ろうきゅう)というツボです。(図3)

この手のひらの真中にあるツボも、自律神経の緊張と深く関係しています。例えば、ストレスや精神的緊張が加わると、手のひらに汗をかきます。
ストレスや脳の緊張は、手のひらに現れます。

手のひらの血流をよくしてあげることが、脳や自律神経に効果があります。
手のひら全体をポカポカと温かい状態に改善することが極めて大切です。
▼効能
頭のリラックスと集中力、頭重、イライラ、手足の冷え性、元気が出ない、やる気に効果があります。

▼ツボ押し方・刺激の方法
[Step1]
先ず、就寝前に、下向きで横になり、後頭部の【天柱】のツボに両手の親指の腹を当てます。
そして、手のひら全体で頭を支え覆います。(図1)
そして、親指に力を入れ、ツボを押し込む様に、ゆっくり、ギュー・ギューと8回程度、丁寧に押して下さい。
この時、左右のツボを同じ力で押して、バランスを取ってあげることがポイントです。
[Step2]
次に、天柱より指一本分外側の【風池】のツボも同じ様に、ギュー・ギューと丁寧に8回程度押して後頭部の血流をよくして下さい。
さらに、親指の腹で“の”の字を書く様にツボの表面の血流をよくする方法で、耳の後ろから耳の下まで押して血流をよくして下さい。耳のまわりもリラックス効果が大変あるポイントです。
[Step3]
さらに、両手の示指を頭のてっぺんの【百会】のツボに指先を立てて当てます。
両手の示指に力を入れて、ゆっくりツボを押し込む様に、キュー・キューと7回程度、圧迫刺激を与えて下さい。

この時、頭全体が気持ちよく感じる時は、少し多目に行ってもよい効果になります。

脈診・鍼専門では、頭痛、のぼせ、頭重を解消する名穴です。鍼は3ミリ程度打ちます。
また、お灸は、その大きさは直径1.5ミリとゴマ粒程度で効く。
[Step4]
最後に、両手の手のひらの真中にある、【労宮】のツボの血流をよくします。
右手の手のひらの労宮に、左手の親指の腹を当てて下さい。(図3)
手のひらの真中を押し込む様に、キュー・キューと10回程度、手のひらを“もみ”血流をよくして下さい。

さらに、左手の手のひらの真中にある労宮を同じ様に、丁寧にゆっくりともみ込む様に行って下さい。(根気よく行って下さい。)

鍼専門的には、手のひらの真中にある労宮のツボは、「心包経」(しんぽうけい)と言います。
このネットワークは、心臓を保護する働きがあります。現代的には、ストレスから守る働きです。
手のひらの血流が悪くなると、自律神経を緊張させたり、心臓に負担をかけることになります。

▼角貝釀計・ワンポイント・アドバイス

人間の首は、脳に血液を供給する大切な場所です。その大切な後頭部の筋肉が硬く凝ってしまうと、頭痛、不眠、頭重の引き金になるケースが考えられます。


最近のケースで若い人に頭痛を訴えるケースが多く見られます。
頭痛を訴えるケースの人の首の後、後頭部の筋肉に触診で触れてみると、筋肉は異常に硬く、緊張しています。

まるで石の硬さに触れるような緊張があり、後頭部から首の付け根、時には、首の前側まで硬く緊張しているケースもあります。


この後頭部の強い凝りが頭部の血管の血流を圧迫し頭痛の引き金になっているのです。


当院の角貝は、この後頭部の筋肉の凝りを、脈診・鍼術で頭痛の痛みを取り去る独自の手法を積極的に行います。
素晴らしい効果があります。


また、全身をリラックスさせる手軽な方法に、手のひらの血流をよくしてあげることがポイントです。 集中力(Concentration)を高めるためには、手のひらがポカポカと温かい状態がベストです。


暑い夜に目覚めて寝付けない時、海外旅行から帰国すると起床就寝のリズムが乱れる時差ボケに効果的で手軽に出来る方法です。時差ボケの予防法に活用してみて下さい。


現代は、ストレスをツボでコントロールする時代に入りました。
ツボはPowerであり、Energyです。


自律神経のアンバランスは、首の後、後頭部に現れます。
後頭部の強い凝りや緊張を取り去ってあげることが自律神経失調症には極めて有効で効果的になります。

気軽に出来ますので、是非、実行してみてください。
 








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