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 ▼腰の痛み・腰痛の症状に効くツボ


▼ツボ名と部位
腰が重だるく、鈍い痛みを感じるときに効くツボは、ウエストの一番細いラインの上で、 脊柱の左右両側、約6cm外のところにある【志室】(ししつ)と、この【志室】より約3cm脊柱に近いところにある【腎兪】(じんゆ)です。

▼ツボの押し方
椅子に座ってこのツボを刺激する方法は、先ず、両手の親指の腹を腰に廻して、背筋を伸ばし肘を外に張って、ウエストの一番細いライン上の【志室】のツボに当てます。
そこでゆっくりと外から腰椎に向かう方向に押し込む感じで、グリ・グリと10回程度押してください。
そして、親指の腹で丁寧に、脇腹から志室に向かってもみます。約1分間行って下さい。

■ポイント:角貝釀計■
この【志室】のツボは、胃腸の弱い体質の人が、腰痛や腰が重く痛い人に良く効くツボです。

この腰のやや外側の筋肉に緊張を取って、血流を良くしてあげると、胃腸が活発に働きます。また、度々、ギックリ腰を再発する人は、このツボが硬く、腫れて、腰で体重を支えられない状態です。
鍼治療でギックリ腰を治す特効穴です。

この志室、腎兪の血行をよくした後に、お尻の血行をよくします。お尻のその側に力を入れるとえくぼが出来ます。そこに【環跳】(かんちょう)というツボがあります。このお尻の外側にある環跳のツボが腰痛に良く効きます。

まず、手のげんこつを作り、そのげんこつでお尻の横の環跳のツボをトントンと20回前後叩いて血行をよくして下さい。お尻の緊張が取れ血行が良くなると腰が軽くなります。


 
当總健鍼灸治療センターの臨床においては、図1で示すツボを用いて腰痛症の治療を行います。
 
鍼術で皮膚より5ミリの深さ、8ミリの深さ、1センチの深さ、1.5センチの深さ、2センチの深さとその人の体質に合わせて、症状に合わせて、臨床ではコントロールして鍼術を行います。
また、その人に有効なツボを選択します。
 
 
腰痛の治療では、@ A Bのラインに沿って血流を改善します。
手法は、円鍼、接触鍼の鍼術で背中から腰までの血流や気と血の流をラインで改善します。
   
この手法によって、背中全体、腰全体の毛細血管の血流や筋肉のこり、痛みを改善することが可能です。
 

 
   筋々筋膜性腰痛について   
   
慢性的な腰痛症やギックリ腰で2〜3回、腰痛の経験のある人が、過労による筋肉疲労が原因したり、過度な運動により筋肉内に「炎症」が発生します。

この「炎症」が腰の筋膜や筋肉の腫れ、痛み、腰のこわばりの「原因となります。
この「炎症」が腰の芯にこもったり、腰の筋膜にこもりますと、本格的な腰痛症となります。
腰痛の中で最も多いのが筋肉疲労による筋々筋膜性腰痛です。
レントゲン検査やMRI検査では、特別に骨には異常が発見されないケースです。
   
この腰の筋膜に炎症がこもっての腰痛症は、鍼治療で筋膜の炎症を取り除く手法で優れた効果が期待出来ます。
また、腰の筋肉の血流を改善して柔らかい弾力性のある良い筋肉にすることが腰痛の予防となります。
 
   ギックリ腰について   
   
この腰痛は、筋肉、神経、関節に急激な負荷がかかり、椎間関節の障害に起因するとみられる腰痛です。
俗に言う”ギックリ腰”です。

無意識に前屈動作(前かがみ)や捻転(身体をひねる、振り向く)の動作、後屈(身体をそらす)動作をした瞬間に腰に激しく痛みが走り、動けなくなってしまうケースがギックリ腰です。
一般的には、重い荷物を持ち上げる動作の時や、中腰の姿勢で発病することが考えられますが、このケースとは別に、特別に重い物、無理な動作は行っていない状態で、椅子から立ち上がる時に、突然、激痛が腰の中心に発生するギックリ腰のケースもあります。
   
この突然の痛みが発生する前に、「腰から背中」に予兆があります。
それは、2〜3日前から背筋が強(こわ)ばり、背筋が緊張している自覚症状のケースや、腰の芯がドーンと重く、だるい自覚症状のケースがあります。

また、腰を支える筋肉が異常に柔らかくなり、筋肉がダブダブと弛緩してのケースで、ギックリ腰が突然に発生するケースも多くあります。
   
ギックリ腰になってしまった時は、お風呂やホカロンなどで腰を温めると、「炎症」が増して、痛みが悪化することがありますので注意してください。
   
ギックリ腰のケースには、鍼術が有効です。
鍼術で腰骨の付け根の炎症を取り除きます。この時、浅い筋肉層の炎症を取り除き、次に背中から腰までの浅い皮膚の表面の血流を改善します。最後に、5ミリ〜1センチ程度の筋肉内の炎症を取り除く手法で行います。
   
ギックリ腰は、繰り返すケースがあります。
これを予防するためには、発病して1〜2回目の段階で完全に腰に筋肉内の血流を改善して、腰のウエストライン上の筋肉の硬い状態、腰の腫れを取り去る鍼術を行って、弾力性のある良い筋肉にすることです。
完璧な腰になりますと、ギックリ腰の再発は繰り返さなくなります。
 
   腰椎椎間板ヘルニアについて   
   
椎間板とは、脊椎(背骨)の骨と骨との間にはさまっていて「クッション役」をしています。一種の軟骨です。
その内部にある軟らかい組織が「外へはみ出した状態」をヘルニアと言います。
それが神経を圧迫したり、刺激したりして、痛み、シビレ、鈍痛、鈍痛感などの症状を起こすわけです。
   
腰椎椎間板ヘルニアの主な症状は、急に足が動かなくなったり、強い麻痺状態を現します。
また、ヘルニアに圧迫された神経の種類によって、太ももの前が痛む太髄神経痛や、お尻の外側からふくらはぎ、すねの外側に沿って痛む「座骨神経痛」などがあります。
 
   丈夫な椎間板にするポイント    
   
 
椎間板は、クッションの役をしている一種の軟骨ですが、椎間板自身は血流の循環で弾力性のある強い椎間板の組織に保たれ、再生しています。
ここに大切なポイントがあります。
   
ヘルニアを繰り返さない椎間板(軟骨)にするためには、強い椎間板、丈夫な椎間板にすることが大事なことです。
それは、骨と骨の間の血流を良くすることです。
   
骨を支えている靱帯を強くすることです。また、靱帯と筋肉を丈夫な弾力のある良い筋肉にすることです。
椎間板ヘルニアを予防するときに大切なポイントとなります。
骨や靱帯、筋肉は、血液循環、血流が深く関係しています。
 
   腰痛が発生しやすい腰の状態について   
   
人間の背中は「Sの字」に湾曲していて、体重を分散させ腰への負担を少なくする構造になっています。
さらに、椎間板という一種の軟骨が、骨と骨との間にはさまっていて「クッション役」をしています。
しかし、腰の第1・第2腰椎の外側、約3センチ程度(ツボ名では【腎兪】や【志室】の場所<図2・図3>)から、腰の第4・第5腰椎の外側、約3センチ程度(ツボ名では【大腸兪】)の場所です。
 
 
図3で示した腰の部分の筋肉が「硬く、腫れ、緊張した状態」になります。
この状態になりますと、腰は本来の「Sの字」の湾曲がなくなり、腰が平らになります。

その結果、腰に直接体重の負担が大きくかかり、腰椎や腰の筋肉の炎症が発生して、腰痛の引き金となるケースが考えられます。
このケースの時、図3で示した腰の腫れ、硬く緊張した筋肉の凝りを鍼術の手法で筋肉内の血流を改善して、腫れや肥大、軽い癒着を改善しますと、腰痛に有効で効果的です。

また、腰痛が再発しにくい体質になります。

■新聞:日刊現代(1991年11月)に紹介されております。
■企業:ユニアデックス株式会社(2000年12月号)[わくわくほっ!とライン]ホームページに
  紹介されております。

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